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入院記 エピソード1

私は何時この病気を発症したのか?
『もしやあの時じゃないか』と思う瞬間があるのです。

店のオープンをひかえた2005年3月
いつものように朝からインストラクターのNさんと二人で現地採用の従業員教育。
Nさんは接客業のプロ。その道20年のプロ中のプロです。
私は友人関係を良いことに破格のギャラで彼女に教育をお願いしていました。

拘束時間は長くないものの仕事はハードで夕方を迎える頃には
心身共にくたくたになる毎日。

そんなNさんと私の疲れを癒す唯一の楽しみが仕事を終えてからの
食事の時間でした。

その頃、朝食はよっぽどの空腹でなければ食べることはなく食べたしても
パンとコーヒー程度でした。
パンといっても日本のような食パンを入手することは困難でコンビニで
買えるのは菓子パンばかり。
それもトビっきり甘い奴です。
今と違い甘いものは苦手でしたので食欲もわかない訳です。

余談になりますが、
私の住んでいた地方都市は上海や北京と比べようもない田舎で
コンビ二はあるものの全てローカル店。
カルフールやウォルマートもありましたが現地にあわせた品揃えで
欲しい物を入手することは困難を極めました。
こんな状況でしたから食べ物にはとにかく苦労しました。

本題に戻り、
その日は仕事が終わる少し前に友人のSさんから食事の誘いの電話が。
Sさんは既に10年もここで暮らす情報通のオジさん。
私のことを気遣ってたまに連絡をくれる心優しき人です。
Sさん『このあと食事でもどうですか?』
私『いいですね』
Sさん『N先生は湖南料理大丈夫かな?』
私『問題ないでしょう!久々にいいですね』

こんな感じで夜7時に待ち合わせ3人で料理屋に向かいました。
タクシーの中では、愚痴・愚痴・愚痴の嵐です。
思うように進まない従業員教育にいらだちを感じていた私は
ストレス200%。
Sさんに会うとついつい愚痴をこぼしてしまうのです。
日本の常識がここ中国では非常識であったりするので簡単なことを
教育するのに長い時間を費やしてしまうのです。

『国は違えど海外で仕事をするいうことは、そんなものだと思いますよ』
Sさんは笑いながらいつも諭すように話してくれるのです。

その日は特に疲れが激しく、Sさん、N先生も心配するほど酷い状況だったようです。

おかしなもので、こんな疲れた日はアルコールが欲しくなるんです。
まずはビールでいきますか^^
乾〜杯!冷えてない青島ビールをいっきに流し込みます。

旨〜い^^ 
はりつめた緊張感から開放される瞬間です。
ビールが旨いというよりもこの開放感がたまらなく心地良いのです。

ヒマワリの種をつまみに少しビールを飲んだあと料理を何品か注文し
アルコールも追加する事に。

料理は湖南料理の特徴でもある酸っぱ系のものを注文。
湖南料理は中華とベトナム料理を融合させたような感じのものです。
酸っぱい、甘い、ピリ辛でわりと食べやすい料理です。

アルコールは黄酒に決定。
Sさんも私も初めて口にする酒で甘口とのこと。
N先生のリクエストで決定。

湖南料理や削面を食べながら、Sさんの10年の苦労話など聞きながら
ゆっくりと流れる時間を楽しんでいました。

食事をはじめて1時間もたった頃でしょうか。
目の前が真っ白になり、いつもと違う体調の変化に気づきました。
二人に気づかれないように静かに座っていたのですが、そのうち
気分が悪くなり強い吐き気が私を襲います。
我慢できなくなりトイレに立とうとした瞬間なんと!立ちくらみで
立てません。
しかし、気持ち悪さは頂点に達していてすぐにでもお腹の物を
放出したい気分です。

気力を振り絞り小声でSさんに『気持ち悪いので袋を下さい』
ナイロン袋を手に入れた私は席の下にうずくまり...
一区切りついてからSさんN先生に『今日は飲んでないのに不思議ですネ』と
私が言うと、二人とも『疲れてるんですよ』

『きっとそうだろう』と納得し少し会話をしていると
またもや我慢できない吐き気が私を襲いました。

今度は歩けたのでトイレへ移動し...
ここ20年近くこんな経験は無かったので心配でした。
それに何度も襲ってくるのです。

あまりの体調の悪さに店を出ることとなり店外へ。

タクシーに乗れません。
吐き気がおさまらないのです。
30分ほど経過したでしょうか、少〜し良くなったのでタクシーに乗り
私のマンションまで帰りました。
その夜は朝までみぞうちに強い痛みがあり寝れませんでした。
翌日、吐き気はおさまったもののみぞうちの痛みと熱で急遽
仕事をキャンセルしてしまったのです。

私は思うのです。
『発症の瞬間はこれではなかったのか』と。

この後、多尿、口渇、多飲がはじまり、
今まで飲まなかったコーラをはじめとするジュース類を大量に飲むようになったり、甘いものが欲しくなったりと...
体はどんどん変化してきました。

4月に入ると常に体がだるく食べても食べても体重が減る典型的な症状になり病院の診察を受ける事となるのです。

続く...

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posted by: コクボ | 入院記 | 12:51 | comments(7) | trackbacks(0) |

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コメント
 
2005/10/17 5:25 PM
Posted by: ちりか
あたしもこの日かな?って思うのがあります!

会社でお昼にお弁当食べた時、いつもならそれだけでおなかがいっぱいになるハズなのに、全然足りなくてコンビニに走って肉まんと菓子パンとチョコレートを買って来てペロリと食べてしまいました。
その日から底なしの食欲と口渇と多尿の日々・・・

儀身症の原因にストレスは関係ないなんて言いますケド、その当時は父をガンで亡くしたばかりで、半年程の介護生活を終え、新しい慣れない職場で働きだして間もない頃でしたから心身共に疲れも溜まっていました。
きっと免疫力も低下していたんだと思います。
2005/10/17 5:56 PM
Posted by: コクボ
ちりかさん、こんばんは。
私も発症原因は過度のストレスによる免疫低下だと思います。
もし、この日病院送りになっていたら血糖値とか検査結果、すごかったと思います。
この日は意識もやばかったことを考えると昏睡起こしても不思議じゃなったかも?
『生きてて良かった』ってほんと思います。
2005/10/17 6:16 PM
Posted by: mamo3
コクボさん
はらはらしながら読ませていただきました。
1型の原因が不明だ、ウィルス性の疾患に・・・などの説明をされても納得いきませんでした。
私の場合もどう考えてもストレス性なんです。
約1ヶ月毎日朝3時まで。意味不明に怒鳴られ、資料できても受け取ってもらえず、完全ないじめの状態が続いた結果多飲、多尿、激やせ。
15キロ減でした。ストレスでホルモンのバランスが崩れたと自分で納得していましたが、その当時はただ単に糖尿病。
酒飲みすぎただろう、といじめに拍車がかかりましたよ〜
今思いだしても膵臓がうずきます。(笑)
2005/10/17 7:01 PM
Posted by: コクボ
mamo3さん、こんばんは。
>私の場合もどう考えてもストレス性なんです。
私は確信しております。
>15キロ減でした。
ウワ!すごいですネ。
ちなみに私は60キロから48キロの12キロ減でした。
自分では分からなかったのですが筋肉とか脂肪とかすっかり落ちてしまい、帰国した時には皆びっくりしてました。
ようやく54〜55キロに戻しました。
>今思いだしても膵臓がうずきます。(笑)
そうですね。
確かにあのみぞうちの痛みは膵臓だったかも(笑)です。
2005/10/17 7:07 PM
Posted by: 樫
コクボさん、こんばんは。
読んでいてつらくなりました、どうしても自分が発症したときのことが思い出されてしまって。。
自分は風をひきそのまま発症へとつながりました。
熱は下がってるのに身体のだるさ、喉の渇き、何を飲んでもどれだけ飲んでも癒されず、食欲は変わらなかったようですが、体重はどんどん落ちていきました。
かかりつけ医に、そういう状態を告げても風邪薬の処方のみ。
その後、会社の定期健診で空腹時血糖が200以上、即刻入院でした。
インスリン導入も苦にはなりませんでした、この状態をどうにかしないととの一心で。
いや〜このまま打ち続けないと生きていけないと知ったときはショックでした、遠い昔のことです。
コクボさん良く生還されました!
自分を大切に思ってくれる人たちのために頑張りましょうね。
一人でもそういう人がいるかぎり自分もがんばります。

スイーツの誘惑もそのうち落ち着きますよ。^^
2005/10/17 7:41 PM
Posted by: コクボ
樫さん、こんばんは^^
>読んでいてつらくなりました、どうしても自分が発症したときの
私、今でも時々思い出しますよ。
それはそれは壮絶でした。そのあたりはエピソード2で紹介します。
>熱は下がってるのに身体のだるさ、喉の渇き
まったく同じパターンですネ。
やはり発熱されましたか。
私もひどい熱で風邪かと思いました。
>コクボさん良く生還されました!
ありがとうございます。
自分の姿って毎日カガミで見てるので痩せたとか太ったとか分かり辛いですよネ。
関空で若い女性にものを尋ねたんですけど、「ガリガリに痩せ細った100リットルのRIMOWAを転がす謎の男」気持ち悪かったでしょうね(笑)
2005/10/18 4:05 PM
Posted by: 糖尿病
とても参考になったので名前のカテゴリーにてリンクさせて頂きました。









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