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入院記 エピソード2

異常な吐き気を経験してからというもの、私の体は一変したように思います。
まず顕著だったのは喉の渇きでした。
それまではたまにしか飲まなかった炭酸飲料が好きになり日に日に飲む量が増えていきました。
特にコーラ、スプライトがお気に入りで病気発覚直前には一日で7リットル以上コンスタントに飲んでいたと思います。

朝起きて冷蔵庫からコーラをとり出し大き目のグラスで1〜2杯一気に飲み干します。
マンションを出るまで時間があれば更に1〜2杯。
マンション下のコンビニで600ml(日本では500ml)のペットボトルを買い車中で飲む。
無くなると直ぐに買い足し甘味飲料のペットボトルを常に持ち歩いている状況でした。

ある日のこと。
それは、友人Sさんの事務所で打ち合わせ中のことでした。
豪快にコーラを一気飲みする私の姿を見て、
Sさんは『ペットボトル症候群って知ってますか?』
私『いえ、何ですかそれは?』
Sさん『血糖が急上昇して突然死する病気だそうです。
水にされてはどうですか』
この頃になると、いくら水を飲んでも喉の渇きはとれず刺激のある飲料でないと癒された気がしなくなってました。
その時は自分には関係ない事だと高をくくり、こんな事になるとは夢にも思ってもいませんでした。

話は少しそれますが、中国コーラ(コカコーラ、ペプシコーラ)は日本のペットボトルサイズは無く600mlになります。
また、1.5Lボトルも無く代わりに2.25Lボトルとなります。
マンションの冷蔵庫には2.25Lのボトルが常時3本以上ストックしてありました。

このような状態が異常であることは簡単に分かることですが、不思議なことに当時は全く気づかなかったのです。
文頭に一日7リットルと書きましたが10リットルくらい飲んだやも知れません。

これと平行してトイレの回数が増えていきます。
昼間は30分に一度ぐらいのペースで行ってたように思います。
そして就寝中は1回が2回になり、3回、5回行ったこともあります。

異常な行動はこれだけに止まらず、甘味にたいしても尋常ではない食欲が湧き出てきました。
店からマンションまでの距離は約1キロです。
いつもは店の車かタクシーで移動するのですが、考え事がしたい時など歩くことがありました。

この日は閉店したのが午前1時過ぎ。
外の気温も高めで良い感じだったので久々にマンションまで歩いて帰ることにしました。
店を出て100メートルほど歩くとコンビにがあり、そこでアイスクリームを購入。
歩きながらぺろりとたいらげてしまい、物足りないので次のコンビニでまたアイスを購入。
またまた、ぺろりと食べてしまう。
最高3本食べたことがあります。

こんな事を繰り返すうちに更に異常行動をとるようになります。
末期にはマンション近くのコンビニで大量の甘味を買いあさるようになるのです。
徳用エンゼルパイ(ナイロン袋に10個入り)徳用チョコパイ、コーラ2.25L、
菓子パン(毛毛虫パン)チョコバー、アイス500ml、ポリジュースのアイス、etc。

末期の食事パターンを紹介しましょう。

PM5時30分(従業員と宅配中華弁当を食べる)
基本的に脂っこく味付けは濃いです。
砂糖使用量は半端ではないと思います。
主食は白米でおそらく400〜500gが一人前でした。
今考えれば恐ろしいほどの高カロリー弁当だったと思います。

PM7時〜9時ごろ(お客さんと食事)
ほとんど焼肉とか ここでまたどか食い(二人前)+アルコール

合間に甘味飲料やアイスクリームの間食

AM2時(帰宅後の夜食)
エンゼルパイ5個、コーラ2.25L一本、アイス、カップ麺
信じられないです。とにかく満腹にしてました。
こんなに食べても胃は平気でした。

通常、寝る前にこれだけ食べれば朝は食べれないと思うのですが...。
朝はマンション下のマックで普通に朝マックしてました。

マックといえば休日の昼食をたまに食べてましたがこんな感じでした。
ハンバーガー×3個
ポテトL
コーラL+コーヒー
ソフトクリーム×1個

とりあえずマックで食べて即行喫茶店へ移動。
アイスコーヒーにガムシロとフレッシュをたっぷり入れ二杯はいってました。
同行した人間がいつも驚くほどの大食漢に変貌していたのです。
このころの食べっぷりなら”でぶや”のレギュラーも夢じゃない!みたいな。痩せだから無理ですネ。

ラーメン用ドンブリにご飯11杯の猪木さんには適いませんが、1日5000Kcal以上、下手すれば10000Kcal近く食べてたと思います。

さすがに ”食べすぎだな” という思いもあったのですが、時期を同じくして体重が減りはじめ『最近歩くから健康的になった』などという間違った馬鹿な認識を持っていました。

しかし、日を追うごとに ”少し痩せたかな”から”痩せすぎちゃうん” に変わっていきました。

異常な食欲発生から半月以上経ってからでしょうか?
体が疲れやすくなり前日の疲労が抜けなくなりました。
とくに朝の起床が辛くて、毎食後睡魔に襲われるのです。
若い頃、連日の夜遊びで翌日の仕事中立って寝たことがありますが、そんな感じで起立して寝れるくらい疲れてました。
これも殺人スケジュールが原因だと高をくくっていたのですが、そのうち仕事への意欲もダウンしてきました。

このころからです。ヤバイと思いはじめたのは。

私の体が衰弱していくのを正しく認識していたのは私より従業員だったようです。
従業員から『コクボさん休んで下さい』とよく言われるようになり、部屋まで送ってもらったこともあります。
今思えば”ヘロヘロ”で歩くこともままならい感じでしたね。

一人で考える時間が持てるようになり、ようやく冷静さを取り戻せたとおもいます。
そんな時です。
もしや...。

多飲、多尿、激疲れ、食べても痩せる。
実は他界した私の叔父が凝尿病を患いインスリン注射をしていました。
この叔父と同じ職場で仕事をしたことがあり、病状についてよく聞かされ、ある程度の知識はありました。
叔父は冗談交じりに低血糖の話とか、ウイスキーや焼酎は問題ないとか話してました。
ただし叔父以外、私の家系に糖尿病はなく”まさか自分が”という気持ちが強かったのですが、
上の症状に加え、”なかなかとれない起床後の手のしびれ”、
”2度しか経験してませんが寝起きに目の前に霧がかかったような状態”を経験し決定的な疑いを持ちました。

それをきっかけとして糖尿病について真剣にネットで調べるようになります。
調べれば調べるほど自分の症状と酷似している。
クモの糸ほどの希望はありましたが、客観的な状況は絶望的で黒であることはあきらかでした。
毎日・毎日、時間が許すだけネットで調べました。調べて調べて調べつくしました。
糖尿病 をキーワードにヒットしたHPの内容の多くは悲観的であり絶望感で一杯。
こんな状況ですから一日2箱だったタバコが3箱に増え状況はますます悪くなる一方です。

これが日本であれば直ぐにでも病院で受診するのですが、ここは中国です。
まず日本人の友人に連絡をとり病院の紹介をしてもらうことにしたのです。

続く...

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posted by: コクボ | 入院記 | 18:00 | comments(6) | trackbacks(3) |

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コメント
 
2005/11/10 6:44 PM
Posted by: ちりか
ゴハンの時間までちょっと時間が空いたので書き込みしてマス。

わたしはおかしいな?って気づいたのは今年の1月で、2月の初旬に病院に行きました。
今時家にはPCがなくて、書店で「家庭の医学」買って読みましたよ(笑)DMか甲状腺機能亢進症かな?って感じで・・・
症状はコクボさんとほぼ一緒ですね。
食べ過ぎて胃が重くなり過ぎ、横になったまま動けなくなったコトもありますよ^^;
V.Dに入院して、入院時の血糖値は500超えてました。
ヘモ値も15.1%と脅威の数値でした。
病院でもらった手帳にヘモ値の折れ線グラフを書き込もうとした時、MAX振り切ってて記入できなかったのを覚えてます。

ホント、今考えると恐ろしいですよね
2005/11/10 8:03 PM
Posted by: 樫
不幸にもお亡くなりになる方もいらっしゃることを思うと、こうして話ができる今が幸せです。みんな頑張ってるなあ、つらいことも同じなんだなあと、力をもらってます。
2005/11/10 8:46 PM
Posted by: コクボ
ちりかさん、こんばんは。
儀燭糧症パターンて同じなんですネ。
それにしてもヘモ15.1とは、なんともすごい数字ですね。
樫さんも書いておられますが『生きてて良かった』本当実感します。
私はマンションに一人住まいでしたから下手したら白骨化してたかも...です。
2005/11/10 8:50 PM
Posted by: コクボ
樫さん、こんばんは。
おっしゃるとおりです。
ある意味元気で生きてるんですから幸せかも?
ただ『なんで俺が』という思いは強いです。
あの当時を思い出しながら書いたんですが、『生きてて良かった』実感しています。
冗談抜きでいつ倒れてもおかしくなかったと思います。
2005/11/11 12:50 AM
Posted by: しゅう
私の入院寸前時は毎日ランチをガストで食べてたんですが
ドリンクバーの前で席に戻らずずっと炭酸飲んでました。
夏で暑かったんでのどがかわくのは当然で疲れやすいのは
これがいわゆる夏バテなんだろうと考えてました。
しかしそのうちのどが渇くを通り越して口の中が乾いて
しゃべれなくなってしまったんです。
あの時期はほんと異常な食欲でしたね。
確かに生きていられるんだから幸せですよね。
2005/11/11 6:53 AM
Posted by: コクボ
しゅうさん、おはようございます。
しゅうさんも喉の渇きがすごかったんですネ。
おっしゃられるとおり乾くという表現の方が正しいでしょう。
私の場合は舌が抹茶色になってました。
舌苔というような半端なものではなく厚くこびりついていて、特に舌の奥は石灰化したような感じでした。怖〜です。









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2007/07/24 3:05 AM
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2007/08/09 11:27 AM
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